三振後に勘違いした“フォーク”の正体 ポスティングシステムでメジャー挑戦を目指す西武・今井達也投手に、米球界から注目の声…
三振後に勘違いした“フォーク”の正体
ポスティングシステムでメジャー挑戦を目指す西武・今井達也投手に、米球界から注目の声が上がっている。日本で6シーズンを過ごした元DeNAのタイラー・オースティン内野手が、ラジオ番組で今井の投球を回顧。特にスライダーについて「見たことがなかった」と語り、その質の高さに言及した。
発言の舞台となったのは、デジタルラジオ局Sirius XMのチャンネル「MLBネットワーク・ラジオ」。同局公式X(旧ツイッター)は、日本球界でプレーした経験を持つオースティンがNPBの才能について語った内容を紹介した。今井について、球質だけでなく取り組む姿勢や集中力にも強い印象を受けたという。
番組内でオースティンは「彼は(いい)球を持っているし、気質も十分。彼と少し話した。彼は……あちらの投手の中で誰よりも集中していた、こう言って分かってもらえるならば。彼は技を磨くことに打ち込み、とても、とても、とてもいい球を持っている」と述べ、将来性にも期待を寄せた。その上で「彼もまた、最終的に特別な選手になる可能性がある。とてもいいスライダーだ。違うタイプのスライダー」と強調した。
印象的だったのは、実際の対戦時のエピソードだ。質問者に違いを問われると、「それは……私は彼と1打席しか対戦がないが、その時三振した。その時ダグアウトに戻って『あれはへどが出そうなフォークだ』と言った。打席最後の2球はフォークだとみなしてね。そうしたら『おい、あれはスライダーだ』と言われた。あんな球は見たことがなかった」と告白。「なのでこちらで通用するか見てみよう。あれは……あれはかなり良い球だ」と締めくくり、今井の魔球がMLBの舞台でどこまで通用するのかに期待を示した。(Full-Count編集部)