全国高校サッカー選手権に静岡県代表として出場する浜松開誠館が23日、静岡・富士市内で青森山田と練習試合(40分ハーフ×2…
全国高校サッカー選手権に静岡県代表として出場する浜松開誠館が23日、静岡・富士市内で青森山田と練習試合(40分ハーフ×2本)を行った。現状の主力組が出場した1試合は0-2。控え組中心で臨んだ2試合目は1-3で敗れた。
課題と収穫が明確になった。高校年代最高峰のプレミアリーグに所属する「格上」とのテストマッチは開始4分でカウンターから失点。同18分にもセットプレーから追加点を許した。それでも、青嶋文明監督(57)は「想定していた」。ミスが失点に直結する相手のレベルの高さを体感できたことがこの日の収穫だった。
2点を追う状況からは押し返した。トップ下に入ったMF岡田瑛太(3年)は積極的にボールを受け、得意のドリブルでゴールに迫った。球際での攻防でも互角に渡り合い、「気持ちの勝負では負けていなかった」。スコアは0-2で完封負け。押し込んだ時間帯で無得点に終わった攻撃面は反省材料で、「そこで守り切れるのが相手の強さ。いろんなことを学ぶことができた」と悲観しなかった。
23年度大会で全国制覇を達成した強豪校と本番前に対峙(たいじ)できたことは大きい。指揮官も「優勝を狙うようなチームとこの時期にできたことがよかった」とうなずいた。25日には岡山学芸館と練習試合を行う予定。大会本番を想定し、中1日で実戦を組んだ。岡田は「次が大会前最後の練習試合なので、勝つことにもこだわりたい」と気合を入れ直した。【神谷亮磨】