「ショウナン」の国本哲秀オーナーが、ホープフルステークス(2歳牡牝・GI・芝2000m)で10年ぶりのGI制覇を狙う。…

「ショウナン」の国本哲秀オーナーが、ホープフルステークス(2歳牡牝・GI・芝2000m)で10年ぶりのGI制覇を狙う。

 国本オーナー(名義は国本哲秀と有限会社湘南)は87年に馬主デビュー。ショウナンカンプやショウナンパンドラなどの名馬を所有し、GI・5勝を含む重賞18勝を挙げている。

 ホープフルSにはショウナンガルフが参戦する。ハービンジャー産駒で、母のきょうだいには重賞勝ち馬が3頭もいる血統馬。23年のセレクトセール当歳で2億1000万円(税抜)で取引された。ここまで2戦2勝。函館芝1800mの新馬は番手から抜け出して1秒1差の圧勝。続く前走の札幌2歳Sは一転して後方からの競馬となったが、長く脚を使って圧巻の差し切りだった。過去2戦が洋芝だったので、高速決着への対応はカギとなるが、相当な将来性を秘めていることは間違いない。

 多くのタイトルを手にしてきた国本オーナーだが、GI制覇は15年のジャパンCのショウナンパンドラが最後となっている。ここで久しぶりのビッグタイトル獲得となるか。ショウナンガルフが孝行息子となることを期待したい。