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 12月23日、高校バスケの日本一を決める全国大会「SoftBank ウインターカップ2025 令和7年度 第78回全国高等学校バスケットボール選手権大会」が開幕。東京体育館Cコート(nubiaコート)で行われた女子1回戦で、福島東稜高校(福島県)が済美高校(愛媛県)と対戦し、89-81で勝利を収め初戦突破した。

 福島東陵は、先発出場したオサイフェイヴァチノエが183センチの長身を生かしインサイドで得点を奪うと、チームディフェンスからスピードのある攻撃を展開し11-0と主導権を握る。その後もリードを保ち25-16の9点差で前半を終了した。

 第3クォーターに入ると、一時6点差まで詰められる場面もあったが、長谷川幸希の連続得点や、鶴間千愛の3ポイントでリードを広げる。その後お互いにシュートが決まらない時間が続くも、鈴木音羽や佐藤ノエルが得点をつなぎ済美の追い上げを振り切った。

 個人スタッツはオサイが35得点24リバウンド3スティールと攻守にわたり圧巻のパフォーマンスを披露。鶴間が12得点、鈴木が10得点10アシストと、3選手が2ケタ得点をマークした。一方、済美では大村陽菜が26得点、渡邊結衣17得点、今川愉生が14得点と先発出場組が活躍するも、序盤のビハインドとチームリバウンド数の13本差が大きく影響し敗戦となった。

 勝利した福島東稜は2回戦に進み、24日12時20分から東京体育館Bコート(アタックコート)で埼玉栄高校(埼玉県)と対戦する。

■試合結果

<ウインターカップ女子1回戦>

済美 81-89 福島東稜

済美|16|18|22|25|=81

東稜|25|22|21|21|=89

【動画】福島東稜の長谷川が鋭いドライブで得点