鹿島アントラーズは23日、明治大学4年のGK藤井陽登(22)が2026年より加入すると発表した。183cm、79kgの守…

鹿島アントラーズは23日、明治大学4年のGK藤井陽登(22)が2026年より加入すると発表した。183cm、79kgの守護神は、高い身体能力とシュートストップ能力を持ち味とし、後方からの飛距離あるロングキックも武器とする。青森県出身の藤井は「幼い頃からの夢であったプロサッカー選手としてのキャリアを、歴史と伝統のある素晴らしいクラブでスタートすることができ、大変うれしく思います」とコメントした。

 

矢板中央高校では1年生からレギュラーとして活躍し、2019年度、2020年度の全国高校選手権でチーム史上初の2年連続準決勝進出に貢献。両大会で優秀選手賞を受賞し、2020年、2021年には日本高校選抜にも選出された。特に2020年度選手権の2回戦では米子北戦でPK戦に入り、相手キッカー3人を連続でストップする圧巻のセービングを披露。3年時には主将を務め、チームをベスト8に導いた。

2022年に明治大学へ進学し、サッカー部の副主将として組織を牽引。明治大学の公式ブログで「明治大学体育会サッカー部はなぜ人として、選手として成長できる場所なのか。それは、常に高い基準を追い求める組織であるからだと思う」と記し、プロへの土台を築いてきた。2025年3月には全日本大学選抜として日韓定期戦に出場し、大学年代の日本代表としても経験を積んだ。

 

藤井は加入コメントで「これまで支えてくれた家族、そしてお世話になった指導者の方々への感謝の気持ちを胸に、全力でプレーします。アントラーズの勝利に一日でも早く貢献できるよう日々努力してまいります」と決意を表明した。高校時代から高い評価を受け続けてきた22歳の守護神が、常勝軍団でプロキャリアをスタートさせる。

文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部