<SoftBankウインターカップ2025全国高校バスケットボール選手権:京都精華学園112-58高崎商>◇23日◇女子…
<SoftBankウインターカップ2025全国高校バスケットボール選手権:京都精華学園112-58高崎商>◇23日◇女子1回戦◇東京体育館
4連覇を目指す京都精華学園が、15年ぶり出場の高崎商(群馬)に快勝して初戦突破した。
第1クオーター(Q)から石渡セリーナ(3年)らを軸に猛攻を仕掛け、40-9と圧倒。だが、メンバーも入れ替えつつ臨んだ第2Qで、16-22と上回られた。最終的には112得点で試合を終えたが、山本綱義監督(75)は「明日につながるゲームではなかった。私の責任。点差が開いて気が緩み、思い上がったようなバスケットになってしまった」と険しい表情で振り返った。
7月の全国高校総体(インターハイ)では日本航空北海道に55-58で屈し、準々決勝敗退で4連覇を逃した。第3Q終了時点で14点リード。そこから逆転され「点差でバスケットをしてしまう。それが弱点。(今日も)ディフェンスが緩んでいる。リバウンドがいつも取れているから、ボックスアウトもしなければ、果敢にリバウンドに食らい付いていく執着心もない。それを修正していかないといけない」と課題を挙げた。
身長188センチのンガルラ・ムクナ・リヤ(2年)が両チーム最多30得点、195センチのオディア・カウェル・リッツ(1年)が25得点と、ゴール下での得点力は健在だ。坂口美果主将(3年)は「理事長先生(山本監督)はすごく厳しいことをおっしゃる分、すごく愛情あって意味が深い。自分の中でどう捉えていくかが重要になっていくし、自分のミスで周りに迷惑をかけてしまうのもダメだけど、気持ちを下げてしまうのはもっとダメ。まずは1戦1戦、先のことを見ずに今の自分たちを見て、1つ1つ丁寧にしていきたいです」と誓った。2回戦は24日、日本航空石川と対戦する。【松本航】