元ヤクルト、ソフトバンクでプレーし、メジャーリーグでも活躍した五十嵐亮太氏(46)が22日(日本時間23日)、自身の公式…
元ヤクルト、ソフトバンクでプレーし、メジャーリーグでも活躍した五十嵐亮太氏(46)が22日(日本時間23日)、自身の公式YouTubeチャンネル「イガちゃんねる~五十嵐亮太の人生は旅だ」を更新。ヤクルトからポスティングシステムを利用し、ホワイトソックスへの移籍が決まった村上宗隆内野手(25)について語る動画を公開した。
村上はホワイトソックスと2年総額3400万ドル(約52億7000万円)で合意。今オフ、メジャー移籍を目指して11月7日にポスティング申請を行い、45日間の交渉期限直前での決着となった。
五十嵐氏は、さまざまな角度から村上の入団背景を考察。3年連続で100敗超えを記録し、2年連続地区最下位に沈むチーム状況を踏まえ、「再建中のチームなので、使い続けてくれるだろうっていうメリットがあると思うんですよ」と解説した。続けて「年俸もいい、使ってくれる条件がそろっている。僕の中ではすごくいいと思っています」と評価。まずはケガなく試合に出続けることが何より重要だと強調した。
さらに、メジャー1年目のシーズン途中で大活躍した場合の可能性にも言及。「村上が今すぐ欲しいですよってなったら、トレードの可能性もあるわけだから。そこもちょっと期待していますよ」と語り、想像を上回る活躍への期待を込めた。
動画では、共演者のメジャーリーグ通タレント山本萩子(29)が球場の特徴について言及。本拠地が投手、野手どちらに有利かを示すデータでは直近2年は平均的としながらも、本来は打者有利の球場だと熱弁した。19年から23年まで務めたNHK-BS系列「ワースポ×MLB」のキャスター時代を振り返り、「確かにあの球場はホームランが飛び交っていたイメージがあった」と回顧した。さらに、メジャーでは珍しく左右対称に近い形状である点にも触れ、「外野の膨らみも比較的少ない。フェンスもちょっと低め」と説明。これには五十嵐氏も「ホームラン出やすいですね」と笑顔を見せた。ただ一方で、「とはいえですよ。ホワイトソックスのホームランバッター、20本くらいはいるけど30本、40本はいない」と現状を指摘。山本も「ここ何年かはいないんですよね。だからきっとそこですよね。村上選手がチームとして求められているところは」と、うなずいた。
五十嵐氏は「将来を期待されていますからね。僕は打率2割台中盤でいいと思うんですよ。OPS(出塁率+長打率)は絶対に8を超えてもらいたい。9いったら最高。ホームランも20本いけばOKです。大谷翔平選手だって1年目は22本ですから。同じような数を打てば『すごい村上』となる」と、現実的かつ高い目標を示し、期待を寄せた。