12月27日(土)に中山競馬場で行われるホープフルステークス(2歳牡牝・GI・芝2000m)には、札幌2歳Sを制した…

 12月27日(土)に中山競馬場で行われるホープフルステークス(2歳牡牝・GI・芝2000m)には、札幌2歳Sを制したショウナンガルフ、京都2歳S覇者のジャスティンビスタなど、好メンバーが集った。本稿では同レースの開催にあたり、GI昇格以降の過去8回の着差をランキング形式で紹介する。

■2位タイ 1馬身半 21年キラーアビリティ
 ノーザンファーム生産の2頭に人気が集中したが、明暗がくっきりと分かれた。1番人気のコマンドラインは見せ場なく12着に大敗。一方、2番人気のキラーアビリティは好位追走から楽々と抜け出し、2着のジャスティンパレスに1馬身半差の完勝。横山武史騎手は前々日の有馬記念のエフフォーリアに続き、この年のGI・5勝目となった。

■2位タイ 1馬身半 19年コントレイル
 翌年に三冠馬となるコントレイルが楽勝した。道中は4番手で我慢。勝負所で楽に前に並びかけると、直線で難なく抜け出し、2着のヴェルトライゼンデに1馬身半差をつけてゴール。多くのファンに「クラシックの主役は決まり!」と感じさせる圧巻の走りだった。

■2位タイ 1馬身半 18年サートゥルナーリア
 単勝1.8倍の圧倒的1番人気に推されたサートゥルナーリアが、無傷の3連勝でGI初制覇を果たした。道中は好位で折り合いぴったり。4角で進路をなくしたものの、狭い所をこじ開けるように抜け出すと、あとは独壇場。最後は流して、1馬身半の着差以上の力差を感じさせる大楽勝だった。

■1位 2馬身 24年クロワデュノール
 単勝1.8倍の支持を集めたクロワデュノールが、素晴らしい走りを見せた。中団追走から3角で先団へ。そして直線で抜け出す横綱相撲で、2着のジョバンニに2馬身差の完勝。無傷の3連勝でGI初制覇を果たすとともに、クラシックの大本命に浮上した。ヒーローインタビューでの北村友一騎手の涙が印象的なレースでもあった。