村上の入団会見も一部で不満の声が上がった ホワイトソックスと2年総額3400万ドル(約53億2000万円)で契約を結んだ…

村上の入団会見も一部で不満の声が上がった

 ホワイトソックスと2年総額3400万ドル(約53億2000万円)で契約を結んだ村上宗隆内野手は22日(日本時間23日)、本拠地で入団会見を行った。史上最年少3冠王の晴れの舞台となったが、一部では不満の声が上がっている。

 物議を醸したのは村上会見のライブ配信についてだ。会見の模様は2025年からホワイトソックス戦を放送する専門局CHSNで独占放送されたが、契約者でもシカゴ以外では見られなかったという。米サイト「Fansided」のホワイトソックスの専門サイト「Southside Showdown」は「ホワイトソックスはムネタカ・ムラカミの会見についての選択でたった今深刻な損失を被った」と辛辣な見出しを打った。

「ホワイトソックスにとって何年ぶりかの大物FAの入団会見を見るのを楽しみにしていた。最初はイライラしたが、心配な気持ちになった。日本にはムラカミを愛してキャリアを追うつもりの何千ものファンがいるからだ」

 村上の会見は日本の深夜、午前2時に始まった。2023年オフのドジャース・大谷翔平投手の入団会見は日本ファンを意識して8時スタートだったが、それとは対照的だった。記事では厳しい論調を綴った。

「ムラカミはNPBで日本生まれの選手の年間HR記録を塗り替えた。56本塁打と3冠王で日本ではスーパースターになり、間違いなくホワイトソックスに大勢のファンを連れてくる。地元在住じゃないからといって入団会見が見られないのは新しいファンにとって良い第一印象ではない」

「以前は球団のYouTubeチャンネルで会見を視聴できたが、CHSNが放送局になってからはそうではなくなった。ホワイトソックスのせいになるのかネットワークのせいなのかは分からないが、いずれにせよ印象が悪い」

 村上会見の“対応”をバッサリと切り捨てていた。(Full-Count編集部)