楽天の西口直人投手が23日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3500万増の5000万円でサインした。(金額は…
楽天の西口直人投手が23日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、3500万増の5000万円でサインした。(金額は推定)
23年秋に右肘のトミー・ジョン手術を受けてオフには育成契約になったが、今年2月に支配下に復帰。開幕から26試合連続無失点の球団新記録を打ち立てるなど、今季は剛腕が復活した。
52試合に登板して3勝1敗、31ホールド、防御率1・07。奪三振率は12・43と圧倒的な数字も残し、オフには侍ジャパンにも初選出された。
球団からは「育成から始まったシーズンで本当によく戻ってきてくれた。よく投げてくれた」と言葉をかけてもらったといい、「去年1年しんどいリハビリ期間だったけど、頑張ってよかった」と安堵(あんど)の表情を見せた。
西口は1年を振り返って、「野球をできることが幸せでしたし、たくさんのファンの方々の声援を受けながらもう一度投げることができ、それだけで自分は幸せだった」と感謝。「防御率が最後の最後に0点台から1点台に上がってしまったのは詰めの甘さが出たと思う。日頃の練習から走りきる、やり切ることを目標に、そこを重点的に1月のトレーニングからやっていきたい」と意気込んだ。
また来季については「プロ野球の世界に入った時から先発投手として2桁勝つっていうところを目標にやっていたので、挑戦させていただけるのであれば、先発に挑戦させていただきたい」と決意。「2桁勝てる投手になりたいですし、イニング数と同じくらいの三振を取れるようなピッチャーになりたい」と青写真を描くも、「どのポジションになっても、チームに貢献できることが自分の幸せだと思う。任された場面で自分の仕事をするっていうところを目標にやっていきたい」と足元を見つめた。