ホワイトソックス在籍の日本人は4人目 村上宗隆内野手が22日(日本時間23日)、ホワイトソックス入団会見を行った。ヤクル…

ホワイトソックス在籍の日本人は4人目

 村上宗隆内野手が22日(日本時間23日)、ホワイトソックス入団会見を行った。ヤクルトからポスティングシステムを経てメジャー移籍を目指した大砲は2年3400万ドル(約52億7000万円)で合意。背番号は「5」となった。開口一番、英語で挨拶を行い、場内は笑顔に包まれた。

 大勢の報道陣が詰めかけた会場に、村上はグレーのスーツ姿で登場した。契約書にサインを行い、同席したクリス・ゲッツGMから新ユニホームと帽子を手渡され、笑顔で記念撮影を行った。

「ホワイトソックス国民の皆様。キミたちは私の心の中にいます」と、左胸を叩きながら、少し恥ずかしそうに英語で切り出すと、場内には笑顔は広がった。その後、白基調の靴下を取り出し「ホワイトソックス!」と紹介すると、爆笑の渦が広がった。

 村上は2022年に打率.318、56本塁打、134打点で3冠王を獲得。NPB通算8年間で843安打、打率.270、246本塁打、出塁率.394、OPS.951と圧倒的な成績を残した。今季は怪我の影響でわずか56試合出場に終わったが、22本塁打をマーク。昨オフからメジャー移籍を表明。ポスティングでの交渉期間は22日の午後5時(同23日午前7時)までとなっていた。

 米移籍大手メディア「MLBトレード・ルーマーズ」のFA選手ランキングで村上は全体4位に位置づけられ、予想契約は8年1億8000万ドル(約284億円)の大型契約が期待されていた。

 ホワイトソックスは過去に恩師の高津臣吾氏が在籍した他、井口資仁氏、福留孝介氏がプレー。村上が4人目となる。

 昨季は1901年以降ではア・リーグワーストとなる121敗を記録。今季も102敗で2年連続地区最下位に沈んだ。日本で一時代を築き上げた村上が、低迷チームを救うか注目される。(Full-Count編集部)