【高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ ファイナル】鹿島アントラーズユース 1-1(PK:3ー2) ヴィッ…

ゴリゴリに突き進む吉田

【高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ ファイナル】鹿島アントラーズユース 1-1(PK:3ー2) ヴィッセル神戸U-18(12月21日/埼玉スタジアム2002)

【映像】戦車のような「50m爆走ドリブル」

「鹿島のエンバペ」の異名を誇る鹿島アントラーズユースのFW吉田湊海が、豪快なドリブルでファンを魅了した。

 12月21日の高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ ファイナル(高校・クラブの垣根を超えたユース世代の日本一決定戦)で、鹿島ユースはヴィッセル神戸U-18と対戦。1-1で迎えたPK戦を3ー2で制し、日本クラブユース選手権、Jユースカップとともに前人未到の3冠を達成している。

 この試合で吉田は、ゴールこそなかったが37分に見事なスルーパスで先制点をアシストし、PK戦ではプレッシャーのかかる1番手で成功させるなど活躍。また24分にも鋭い突破でスタジアムを沸かせていた。

 自陣で鋭いプレスバックでこぼれ球を回収した吉田は、そのままドリブルを開始。DF原蒼汰とMF大西湊太の間を抜けて一気に加速すると、後ろから手をかけて止めようとする大西を振り解いて、ボックス内まで侵入し左足を振った。

「色んな意味でモンスター」の声も

自陣でのプレスバックから一気に加速

 このシュートはブロックに阻まれたが、約50mを突破した一連のプレーに解説の町田浩樹(鹿島ユースOB/日本代表DF)は「推進力がありますね」と称賛。またABEMAのコメント欄やSNS上のファンたちも。「うまいなー」「吉田は前田の後継者」「ゴリゴリ行くな」「ドリブルえぐいって」「戦車みたいやな」「わざと相手がいる方向にドリブルするのえぐいって」「色んな意味で吉田くんは化け物、モンスターだ」「吉田湊海はちょっと異次元の選手」など驚きの声が多く見られた。

 高校2年生でまだ17歳の吉田だが、今季のプレミアリーグEASTで16試合・13得点をマークするなどチームの優勝に貢献。11月のU-17ワールドカップでは全6試合に出場して1ゴールを挙げるなど、鹿島ユースだけでなく日本代表としてもエースとして君臨していた。

 今年4月29日には、クラブ史上最年少の16歳9か月14日でJ1リーグにもデビュー。3冠達成翌日の12月22日にはプロ契約締結も発表され(登録は2種)、公式サイトを通じて「プロサッカー選手になることが夢だったので、プロ契約できたことを素直に嬉しく思います。アントラーズは今年Jリーグで優勝し、周りからは王者という目で見られるので、しっかり自覚と責任を持ち、アントラーズの一員として自分が点を取ってチームを勝たせたいです」とコメントしている。

(ABEMA/高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ ファイナル)