トレードに関心を示す報道に地元メディアが反応 ドジャースがカージナルスのラーズ・ヌートバー外野手の獲得に関心を示している…
トレードに関心を示す報道に地元メディアが反応
ドジャースがカージナルスのラーズ・ヌートバー外野手の獲得に関心を示しているという一部報道に、米メディアが見解を示している。2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本のファンの心をつかんだ“侍”が大谷翔平投手や山本由伸投手らと再共闘する可能性に日本のファンが沸き立つ一方、現地の受け止め方は冷静なようだ。
米スポーツメディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者が18日(日本時間19日)、ドジャースがヌートバーに関心を示していると報じた。これにポッドキャスト番組「ドジャース・テリトリー」が即座に反応。しかし、そこで語られたのは期待感よりも、物足りなさだった。
司会のクリント・パシヤス氏は「ヌートバー獲得の考えについて、私は超興奮しているわけではない。もっと良い選択肢があるのでは、と思ってしまいます」と率直に語った。ヌートバーは今季、自己最多の135試合に出場したものの、度重なる怪我の影響もあり打率.234、13本塁打、OPS.686にとどまった。現在は両足かかとの手術を受け、来季開幕への影響も懸念されている。
パシヤス氏は、左打のヌートバーと右打のアレックス・コール外野手を対戦投手によって起用を決める機能性には理解を示しつつも、ヌートバーの補強が「3連覇を狙うチームにとってワクワクするかと言われると、そうではありません」と断言。同じく司会のアラナ・リゾさんも「今の(トレード)市場には、私が『ワオ!!』と思うような外野手はあまりいないと思うんです」と同調した。さらに「ヌートバーは、アレックス・コールとの2プラトンでは、今(のドジャースの外野の状況)より少し自信を持てます。開幕スタメンにヌートバーの名前が入っている方が、例えば、現時点のライアン・ウォードを起用するよりも少し前向きな気持ちや自信を持てます」との意見を示した。
かつては大谷らと共に世界一に輝き、ドジャースの本拠地ロサンゼルス出身という背景も持つヌートバー。日本のファンからは再びの共闘を期待する声もあるようだが、地元メディアとは温度差があるようだ。(Full-Count編集部)