オリックス森友哉捕手(30)が親友とファンに来季の3冠王を誓った。22日、大阪市内で行われたイベント「SENSE TRU…
オリックス森友哉捕手(30)が親友とファンに来季の3冠王を誓った。22日、大阪市内で行われたイベント「SENSE TRUST DAY」に頓宮裕真捕手(29)、香月一也内野手(29)とともに参加。母校、大阪桐蔭吹奏楽部が応援歌を演奏する中登場し、大歓声。同野球部の同期で希少がんと闘う福森大翔さんも登壇した。
トークショーでは来季の目標に3冠王を掲げた。「大翔も含め、自分自身にも言い聞かせてやらないと。もう死に物狂いでやらないといけない1年」。故障の影響で50試合出場にとどまった今季から巻き返しを期す。
福森さんは6月15日の巨人戦(京セラドーム大阪)で特別始球式に登板。捕手役を務めた森はV打の活躍で有言実行のお立ち台へ。親友への思いがあふれ、涙した。福森さんは今月の検査で「抗がん剤が効いていないとドクターに判断されて、次はメスを入れるのか、焼くのか、薬を変えていくのか、次のフェーズになっている」と現状を明かした。11月は「会いたくて体が勝手に高知に向かっていました」と森の秋季高知キャンプを訪れ、食事も共にした。森へ「友達でずっといてくれる。絶妙な距離感というか、それが本当に心の支え」と感謝した。
刺激を受け、支え合う2人。森は「背中を押されっぱなしなので、野球でもっと大翔に勇気を与える、そういう選手になれたら。大翔もこれからまだまだいろんなことをやると思うので、そのサポートができたら」と力を込めた。【村松万里子】