いよいよ、2025年の中央競馬もラストウイークを迎える。メイクデビューは土日で計4鞍が組まれており、年内のデビューに…
いよいよ、2025年の中央競馬もラストウイークを迎える。メイクデビューは土日で計4鞍が組まれており、年内のデビューに間に合わせてきた血統馬がスタンバイ。どの馬が勝ち上がるのか注目だ。
【12月27日(土) 中山芝1600m】
◆ココナッツコースト(牝、父モーリス、母カウアイレーン、美浦・木村哲也厩舎)
国内外の重賞を3勝したステイフーリッシュの半妹。伯父にGI・2勝(1999年のスプリンターズS、2001年の安田記念)のブラックホーク、伯母に2007年のGI・NHKマイルCを制したピンクカメオがいる。「気性面の幼さは少しずつ安定してきている。小柄だけど、走らせるとフットワークは大きい。距離には融通が利きそうです」と太田調教助手。鞍上は戸崎圭太騎手が予定されている。
【12月28日(日) 中山芝2000m】
◆アーティキュレート(牡、父サートゥルナーリア、母アーキテクチャー、美浦・手塚貴久厩舎)
母は2016年の英オークス2着、愛オークス2着、独オークス3着など欧州のクラシック戦線で活躍した。「乗り込みながら体力がつき、だいぶ動けるようになってきた。ちょっと追わせる感じのタイプなので、長めの距離が合いそうです」と手塚貴久調教師。鞍上はA.プーシャン騎手が予定されている。
◆サトノクラシカル(牡、父リアルスティール、母クラシックココア、美浦・宮田敬介厩舎)
一昨年のノーザンファームミックスセールに上場され、取引価格は5000万円(税抜き)。一族からはニュージーランドのG1馬(芝1600m)が出ている。「この父の産駒らしく、体つきに伸びがある。いかにも中距離向きのタイプだと思います」と宮田敬介調教師。鞍上はT.マーカンド騎手が予定されている。
◆レッドレガリア(牡、父エピファネイア、母レッドファンタジア、美浦・木村哲也厩舎)
2019年のデイリー杯2歳Sを制したレッドベルジュール、2020年の同レースを制したレッドベルオーブの半弟。近親には重賞3勝のモズメイメイがいる。「この父の産駒でスイッチが入りやすい。そのあたりの課題に取り組み、少しずつ成長が見られる。見栄えのする好馬体。大きな走りで、いいフットワークをします」と太田調教助手。鞍上はC.ルメール騎手が予定されている。
(取材・文:竹之内元)