微調整を飛躍につなげる。DeNA牧秀悟内野手(27)が来季、20グラム重くした新バットに挑戦する。22日、都内の三共スポ…

微調整を飛躍につなげる。DeNA牧秀悟内野手(27)が来季、20グラム重くした新バットに挑戦する。22日、都内の三共スポーツでアドバイザリースタッフ契約を結ぶシュアプレイ主催のミーティングに参加。堀岡、ヤクルト古賀、中日近藤とともに来季の用具の変化や狙いを明かした。

最大の変化はバットの重さ。1年目からプロの中では短めで軽めの85センチ、870グラムを使用していたが、来季はそこに86センチ、890グラムのバットを手持ちに加える。きっかけは左手首を負傷してリハビリ中、バットを扱う感覚が変化。中大の先輩でもある神里のバットを借りたところ、感覚にフィットしたため、グリップはそのままで長さ、重さや重心を神里モデルに調整した新バットの導入を決めた。「年齢を重ねていってある意味器用になりすぎた。もう1回昔を思い出して全身で打てるように」と狙いを明かした。

鹿児島・鹿屋の自主トレから新バットで打ち込みをスタートし、打感を確かめてシーズンへ向かう。「ここ2年成績が全然良くない。後退しないように前進するための1つの策かなと思います」と牧。細かな感覚を頼りに進化を探し求めていく。【小早川宗一郎】