武豊騎手がメイショウタバル(牡4、栗東・石橋守厩舎)で、有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)の歴代単独トップとなる…

 武豊騎手がメイショウタバル(牡4、栗東・石橋守厩舎)で、有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)の歴代単独トップとなる5勝目を狙う。

 武豊騎手はこれまで有馬記念に33回騎乗。90年のオグリキャップ、06年のディープインパクト、17年のキタサンブラック、23年のドウデュースで4勝を挙げている。これは池添謙一と並んで歴代トップタイの数字だ。

 今年のパートナーはメイショウタバルだ。24年の毎日杯で重賞初制覇。秋の神戸新聞杯で2つ目のタイトルを獲得した。その後は菊花賞が16着、日経新春杯が11着と大敗したが、3走前のドバイターフで武豊騎手と初コンビを組み、5着と復調を示す。さらに帰国初戦となった宝塚記念を絶妙なペース配分で逃げ切り、GIウイナーの仲間入りを果たした。前走の天皇賞(秋)は結果的にスローに落とし過ぎたのか、切れ負けした形の6着だったが、決して悲観する内容ではなかった。今回は2500mへの距離延長が大きなカギとなるが、道中をリズム良く運ぶことさえできれば、グランプリ連覇の可能性は十分にある。

 1年前はドウデュースで出走取消と悔しい形となった武豊騎手だが、2年ぶりの参戦となる今年、出走機会2連勝となるか。その手綱捌きから目が離せない。