ソフトバンク野村勇内野手(29)が22日、みずほペイペイドーム内で2度目の契約交渉に臨み3100万円増の年俸5200万円…

ソフトバンク野村勇内野手(29)が22日、みずほペイペイドーム内で2度目の契約交渉に臨み3100万円増の年俸5200万円でサインした。4年目の今季は126試合に出場、打率2割7分1厘、12本塁打、18盗塁など全打撃部門でキャリアハイを記録。来季は遊撃のレギュラー取りと20本塁打&20盗塁を目標に掲げた。年明けは滋賀で単独自主トレを予定。プロ5年目は勇躍のシーズンとする。(金額は推定)

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キャリアハイの数字もさることながら、野村は憧れの先輩からのひと言がうれしかった。シーズン終盤9月。来春の自主トレを今宮にお願いした。今宮の答えは「お前1人でしっかりやれると思う」だった。今年1月は「今宮塾」で汗を流した。来年も先輩と泥にまみれるつもりだったが独り立ちを促された。

「(断られて)さびしいというよりは、うれしかった。そう言ってもらえるようになったんだなと」。年俸は倍増以上の5200万円の昇給。しっかりとアップ分は自らに「投資」するつもりだ。

師匠は強烈なライバルとなった。来季は遊撃のレギュラー獲得と20本塁打&20盗塁を目標に掲げた。

「来年はショート1本で勝負したいと思っています。まずはホームラン20本、盗塁も20個以上。それをクリアしたらトリプルスリーも考えたい。プロに入ったときから目標にしているので」

今春のキャンプはB組スタート。開幕から途中出場が続いたが、シーズンで徐々に存在感を見せ今秋の日本シリーズ第5戦(甲子園)では延長11回に阪神村上から右翼へ決勝ソロ。チーム5年ぶりの日本一に導き、有終の美を飾った。パンチ力ある打撃は魅力。開花しつつあるバッティングに自信も芽生えてきたが慢心はない。「来年、打てるかどうかホンマに分からないと自分が一番思っている。それだけで体は勝手に動くかなと思います」。この日は午前6時過ぎから約2時間トレーニング。しっかり体を動かして交渉の席に着いた。

年明けは滋賀を中心に単独自主トレに励む。「すべての面でレベルアップしたい。1年で(活躍が)終わらないように。キャリアハイを更新して頑張っていきたい」。野村は5年目の大いなる飛躍を胸に誓っている。【佐竹英治】