「あらゆる欠点にも、ひとつは長所がある」岡崎慎司も所属する奇跡のチームに学ぶ長所を伸ばす重要性http://www.sakaiku.jp/column/mental/2016/011656.htmlサカイク読者のみなさんは、サッカー日本代表…

「あらゆる欠点にも、ひとつは長所がある」岡崎慎司も所属する奇跡のチームに学ぶ長所を伸ばす重要性
http://www.sakaiku.jp/column/mental/2016/011656.html


サカイク読者のみなさんは、サッカー日本代表でも活躍する岡崎慎司選手をご存知でしょうか? その岡崎選手が所属するレスター・シティFCがイングランドプレミアリーグで優勝したことはご存知ですか? 

ああ、そういえばニュースになっていたね。

日本人の多くはそのような感想に留まっていますが、同チームは昨年リーグ1部に昇格したばかりで開幕前の優勝オッズはなんと5000倍。レスター・シティの快挙は、本国イギリスでは\"奇跡\"と称賛されています。

今回レスター・シティは、なぜ過酷なプレミアリーグを優勝することができたのでしょうか? サッカーライターの清水英斗さんは彼らの強さのヒミツが、\"誰にも負けない長所に自信を持っていること\"にあると言います。

あなたのお子さんは、自分の長所に自信を持ってプレーしていますか?(取材・文 清水英斗)


■ビッグクラブを粉砕した\"一芸集団\"の強さのヒミツ

プレミアリーグで、岡崎慎司が所属するレスター・シティが優勝を果たしました。

格差社会をそのまま映したような欧州リーグで、2部や3部との昇降格を繰り返すエレベータークラブが優勝を果たすなど、奇跡としか言えません。私が生きている間に、二度と起こらないかもしれない、それほどの奇跡です。

しかも、これはリーグ戦でした。

一発勝負のトーナメントなら、まぐれや勢いで優勝することはありますが、リーグ戦は38試合の総勝ち点で争われるので、運だけでは勝てません。真の実力を身に付けたレスターは、王者にふさわしいチームでした。

私がレスターからもっとも強い印象を受けたのは、彼らが“一芸集団”であったことです。

レスターの年間強化予算は約50億円で、マンチェスター・シティやチェルシーといったビッグクラブとは約4倍の差があります。つまり、“高い選手”はビッグクラブに持って行かれるので、レスターには手が出ません。

では、“高い選手”とは何でしょうか?

それは、何でもできる選手。野球で言えば、打って走って守れる選手。アイドルで言えば、歌って踊ってトークもおもしろい人。

昨今のサッカーでは、センターバックにも技術が求められたり、FWにも守備が要求されたりと、求められる戦術が多岐にわたるようになっています。試合中に使い分ける戦術の要求に応えるためには、一芸だけでなく、二芸、三芸でトータルに優れた選手でなければいけません。そういう選手は、自然と評価が高まります。

しかし、そういう誰が見てもすごい選手は、レスターの予算では手が出ません。

そこでレスターが補強したのは、足りない能力も目立つものの\"誰にも負けない長所\"に自信を持っている人。そういう選手を集めて、堅守速攻型のチームを作り上げました。

▼この記事のつづきはサカイクWEBにて公開中です!!
http://www.sakaiku.jp/column/mental/2016/011656.html