大相撲の今年の冬巡業を締めくくる「新座場所」が21日、埼玉県新座市民総合体育館で催された。市制施行55周年の記念事業と…
大相撲の今年の冬巡業を締めくくる「新座場所」が21日、埼玉県新座市民総合体育館で催された。市制施行55周年の記念事業として企画され、詰めかけた約3500人の相撲ファンは、真剣勝負の本場所では見られない力士たちの素顔に触れた。
大相撲の巡業はファンとの触れ合いの側面もあり、相撲甚句や髪結いの実演などの出し物も楽しみの一つだ。マゲをつかむ、殴る、蹴るなどの大相撲の禁じ手をコント風に演じる「初っ切り」では、両力士の息の合ったコミカルな動きに会場は笑顔に包まれた。
満員の観客から人一倍大きな拍手を送られたのが、優勝経験もある人気関取で、隣接する朝霞市出身の幕内大栄翔だ。朝の稽古ではぶつかり稽古の最後を飾り、地元の相撲クラブの子どもたちに稽古をつけ、髪結い実演のモデルも務めた。
地元の声援に「本当にやりがいを感じます。(1月場所は)万全の体調でさらに上を目指したい」と意気込みを語った。
当初は6年ほど前に大栄翔の地元・朝霞市での開催を計画したが、同市の体育館が手狭なため、新座市の市制50周年記念事業に切り替えた。ところがコロナ禍で白紙に。改めて55周年事業として実現した。
11月場所後から約3週間にわたって各地で開催された冬巡業は新座場所が「千秋楽」。22日早朝に、新春を彩る大相撲1月場所の新番付が発表される。(抜井規泰)