冬の京都・都大路を走り抜ける全国高校駅伝競走大会(日本陸上競技連盟など主催)が21日あり、男女ともに県代表として仙台育…
冬の京都・都大路を走り抜ける全国高校駅伝競走大会(日本陸上競技連盟など主催)が21日あり、男女ともに県代表として仙台育英、女子の東北地区代表として東北が出場した。時折大粒の雨が降る中での出走となった。
4年ぶりの優勝をめざした仙台育英の女子は、1区から先頭集団を走り、3位でたすきをつないだが、順位を上げることができず4位だった。
大会記録(2時間1分)を更新しての優勝をめざした男子は、プラン通り後半に追い上げる形のレース展開。だが、大会新記録で優勝した学法石川に追いつくことができないまま、2時間59秒で準優勝となった。
地区代表として出場した東北の女子は、序盤は入賞を狙える順位につけたが、25位でレースを終えた。(三村悠)
■男子は従来の大会記録を上回る
仙台育英の女子(5区間、21.0975キロ)は、1区(6キロ)で長森結愛選手(1年)が終盤までトップ集団を引っ張り、1位と3秒差の区間3位の好走。3区(3キロ)のミリアムジェリ選手(2年)が区間2位、4区(3キロ)の渡辺光桃(こと)選手(3年)も区間5位の力走で踏ん張った。
最終5区(5キロ)の橘のん選手(2年)に3位でたすきをつないだが、順位を落とし4位でゴールした。
9年連続の表彰台を逃した釜石慶太監督(38)は「ミスがなかったとしても、かなわなかった。若いチームなので新たな歴史を作っていけるように頑張りたい」と振り返った。
仙台育英の男子(7区間、42.195キロ)は、最長1区(10キロ)を任された菅野元太選手(3年)がエース区間で冷静にレースを運び区間6位。一時トップの学法石川に約55秒の差をつけられたものの、4区(8.0875キロ)の近江亮選手(3年)が区間賞の走りで44秒差の2位まで追い上げた。
最終7区(5キロ)で若林司選手(3年)も区間賞の走りをみせたが、最後まで学法石川の背中に届かなかった。
千葉裕司監督(38)はレース後、「流れが非常に大事だった。優勝することはできなかったが、本人たちはよく頑張った」と話し、従来の大会記録を上回った選手たちをたたえた。
■「ひっくり返す」近江選手 けがから復帰で区間賞
「全部ひっくり返す」。トップと50秒以上の差でたすきを受け取った近江亮選手(3年)は、優勝を諦めることなく最後まで前を追った。
1年生のときも4区を走ったが、区間11位。昨年は1区を任されたものの、他選手と接触して転倒した後に靴ひもがちぎれるアクシデントで「全力を出せなかった」。最終学年となった今年も思い通りの1年間にはならなかった。
「けがばっかりで、みんなに置いていかれた」。左足太ももを疲労骨折し、全体練習に合流できたのは10月。県大会の出走も見送り、この大会が今年初の駅伝だった。
それでも「自信はしっかりあった」という言葉通り、区間賞の力強い走りでトップとの差を10秒詰めた。千葉監督も「設定タイムより速く、よく頑張ってくれた」とたたえた。
1年生で走った4区の記録を1分ほど縮めた。「強くなったと証明できた」と充実した3年間を振り返る。ただ、優勝をめざしてきただけに、終了後は「完敗だった」と悔しさをにじませた。
大学でも長距離走を続けるつもりだ。「箱根駅伝の2区を走れるような実力をつける。大学でも他の選手と戦いたい」。全力を出し切ったすがすがしい表情で次のステップを見据えていた。