絶対的エースとして、レッドブル内で絶大なる影響力を持つフェルスタッペン(C)Getty Images 現役最強ドライバー…

絶対的エースとして、レッドブル内で絶大なる影響力を持つフェルスタッペン(C)Getty Images

 現役最強ドライバーは、激動の1年を振り返る中で、来季からテスト兼リザーブドライバーへの配置転換が決まった角田裕毅に言及した。

 現地時間12月19日、米動画配信サービス『Viaplay』のインタビューにおいて、F1の名門レッドブルの絶対的エースであるマックス・フェルスタッペンは、チームメイト、そして苦心が続いたマシンに対する持論を展開した。

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 今季もフェルスタッペンの相棒は決まりきらなかった。開幕前に抜擢したリアム・ローソンをわずか2戦で角田にスイッチしたレッドブルだったが、その日本人ドライバーも獲得したポイントはわずか33。最終的にタイトル争いの主役となったエースとは388ポイントの差が生まれてしまった。

 今季最終戦となるアブダビGP前に、レッドブルは2026年シーズンからアイザック・ハジャーをセカンドシートに採用。ルーキーシーズンに表彰台に立つなど異彩を放った若き才能をフェルスタッペンの新たな相棒に据えた。しかし、彼でさえも結果が残せるかは不透明な情勢だ。

 そんな孤軍奮闘が続く偉才にもチームの現状に思うところはある。『Viaplay』のインタビューに応えた28歳は、「2レースでドライバーを変えるなんて、僕は賛成できなかった。ドライバーがトップチームで活躍するチャンスを潰してしまうことになる」とローソンの早期更迭に言及。その上で、「ユウキの加入によって、僕らのマシンがどれだけ難しいものなのかは明らかになった」と、最新鋭の開発が施されながら「操作困難」とされるマシン『RB21』への限界を口にした。

「そもそもドライバーには、それぞれのスタイルがあるんだ。ユウキはセットアップの面で少しだけ僕よりもアンダーステア傾向を強めにしていた。だけど、ある時に僕と同じ方向性にし始めたんだ。特にシーズン後半は、同じ哲学で走ることが多かった。でも、ユウキの車は少しアンダーステアが増えてしまったんだ。週末をどう過ごすか、そしてエンジニアたちとどう連携するかも違いになる。それは本当に細かい配慮が重要になるんだ」

 時にRB21に「なぜあんなにも遅いのか」と嘆いてもいた角田。結果が全てとされるF1で、“じゃじゃ馬”と揶揄されるマシンに翻弄された25歳の姿は、フェルスタッペンにとっても同情する部分があったようである。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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