「フィギュアスケート・全日本選手権」(21日、国立代々木競技場) 26年ミラノ・コルティナ五輪の最終選考会の女子フリー…
「フィギュアスケート・全日本選手権」(21日、国立代々木競技場)
26年ミラノ・コルティナ五輪の最終選考会の女子フリーが行われ、年齢制限のため五輪選考外ながらの島田麻央(17)=木下グループ=はフリー148・75点、合計228・08点で2年連続2位となった。5連覇の坂本には敗れたが、国内大会のため参考記録ながら今季の世界最高得点。03年の安藤美姫以来22年ぶりのジュニアカテゴリーの選手による優勝はならなかったが、世界最高難度の構成に果敢に挑戦し、存在感を見せつけた。
同じ17歳で同学年の中井亜美の五輪代表に決まった一方で、島田は今回のミラノ五輪は対象外。18年平昌五輪では15歳のザギトワ(ロシア)が金メダル、前回北京五輪でも当時15歳のワリエワが出場していたが、国際スケート連盟(ISU)が低年齢選手への負担や健康への影響への配慮から22年6月に五輪出場可能なシニアの年齢制限を引き上げることを決定。シーズンの始まりとなる7月1日時点の年齢で23-24年シーズンから16歳、24-25年シーズンから17歳となった。中井は4月27日生まれのためクリア。島田は10月30日生まれのため、4カ月足りなかった。