朝倉 未来 Mikuru Asakura(@mikuruasakura)のインスタグラムより「Yogibo presen…

朝倉 未来 Mikuru Asakura(@mikuruasakura)のインスタグラムより

「Yogibo presents RIZIN師走の超強者祭り」(31日、さいたまスーパーアリーナ)のRIZINフェザー級タイトルマッチの調印式が21日、東京都内で行われた。

RIZIN10周年を飾る大晦日大会で、王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス/Ihlas)と挑戦者・朝倉未来(JAPAN TOP TEAM)が激突する一戦を前に、両雄が顔を合わせた。

調印式に先立ち公開練習も行われ、朝倉は2分のミット打ち、シェイドゥラエフは2分のシャドーを披露。10日後に迫った世紀の一戦へ、会場には緊迫した空気が漂った。

挑戦者の朝倉は「RIZIN10周年。毎年やっている大晦日のお祭りということで、僕も7〜8年、RIZINで戦ってきましたけど、最強のチャンピオンを倒して、チャンピオンになりたいと思うので皆さん、ぜひ楽しみにしていてください。本当にやることをやってきて、勝つと思います。ぜひ会場で見てください。お願いします」と王座奪取への自信を見せた。

現在の心境については「普通にリラックスしている。追い込みも終わったんで、あとはゆっくり体重落としながら過ごすだけなんですけど、やっぱり対戦相手の顔を見るといい顔をしているので、こうやって会うと闘志がわいてきますよね」と闘志に火が着きかけた様子だった。

この日来日し空港から直行したという王者シェイドゥラエフは「こんにちは。皆さんとお会いできてうれしいです。12月31日、大晦日の試合を楽しみにしています。しっかり準備は整っています。この試合は私にとっても結構面白い試合だと思いますので、皆さんは当日、会場で応援してください」とファンにメッセージを送った。

大会まで残り10日となったが、練習場所や練習内容については「もちろん日本国内でもしっかりと準備をしてトレーニングを続けますが、場所とトレーニング内容は現時点では教えられないので、ご了承願います」と秘密主義を貫いた。コンディションについては「現時点でのコンディションは最高です」と万全の仕上がりを強調した。

シェイドゥラエフはプロ戦績15戦15勝、全試合フィニッシュという圧倒的な実績を誇る絶対王者。今年5月にクレベル・コイケを1ラウンド62秒でTKOし王座を奪取すると、9月の初防衛戦ではビクター・コレスニックを1ラウンド33秒でTKOと、その強さは本物だ。

一方の朝倉は過去2度のフェザー級王座挑戦でベルトを逃しており、3度目の正直となる今回こそ悲願の王座獲得を狙う。RIZIN10周年を飾る大晦日、さいたまスーパーアリーナで史上最強の王者と不屈の挑戦者が激突する。

文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部