大相撲で一大勢力を誇る埼玉栄高OBが、現役高校生の後輩と一緒に、大粒の汗を流しながら体力強化に励んだ。21日、埼玉・新座…
大相撲で一大勢力を誇る埼玉栄高OBが、現役高校生の後輩と一緒に、大粒の汗を流しながら体力強化に励んだ。
21日、埼玉・新座市で行われた冬巡業最終日に、関取衆では大関琴桜、関脇王鵬、前頭翔猿、大栄翔、琴勝峰、藤ノ川、豪ノ山の埼玉栄高OB7人が参加。朝稽古では、観客から見える会場の土俵とは別に、会場の新座市民総合体育館の地下に常設された、別の土俵で、OBは基礎運動を中心にハードなメニューをこなした。同高相撲部の山田道紀監督が見守る中、高校時代に戻ったように、息も絶え絶えに稽古に没頭していた。
28歳の琴桜は、過酷な稽古を当たり前にこなす現役部員の姿に「体力がすごい。若いってすごい」と、笑顔を見せながら振り返った。土俵入り後には、締め込み姿の7人と現役部員、さらにOBでこの日の巡業の担当でもあった武隈親方(元大関豪栄道)、湊川親方(元大関貴景勝)も加わり、山田監督とともに記念撮影に納まっていた。