<リーグワン1部:静岡22-26BL東京>◇21日◇第2節◇ヤマハスタジアム静岡ブルーレヴズはBL東京に22-26で競り…
<リーグワン1部:静岡22-26BL東京>◇21日◇第2節◇ヤマハスタジアム
静岡ブルーレヴズはBL東京に22-26で競り負け、ホーム開幕戦を勝利で飾ることはできなかった。
0-12で迎えた前半28分にSH北村瞬太郎(23)のトライから反撃を開始。一時は逆転に成功した。しかし、最後は昨季覇者に惜敗。2季連続の開幕連勝とはいかなかった。28日に行われる次節は、ホームで浦安と対戦する。
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最後の執念も実らなかった。22-26で迎えたラストプレーで、静岡ブルーレヴズは敵陣深くまで攻め込んだ。1トライで逆転-。しかし、トライラインを目前にノックフォワードの反則で万事休す。直後にノーサイドの笛が鳴った。本拠地開幕戦に駆けつけた1万人を超えるファンに勝利を届けられず、選手たちはがっくりと肩を落とした。
藤井雄一郎監督(56)は「雨の中、これだけたくさんの応援をしてもらった。どうしても勝ちたかったけど、自分たちのミスに苦しんだ。最後1トライというところまでは持っていけたけど、勝ち切ることはできなかった」と唇をかんだ。
0-12の前半28分、SH北村のトライで反撃ののろしを上げる。19-19として迎えた後半22分には、SO家村健太(24)がペナルティーゴールを決めて逆転に成功した。しかし同24分に再逆転のトライを許すと、試合終盤にかけて4度、反則で得点機を逸した。勝負どころでのミスが重くのしかかった。北村も「ゴール前に入った時に、しっかり得点するという決定力が欠けていた」と悔やんだ。
2季連続の開幕連勝とはいかなかった。ただ、2連覇中の王者相手に接戦を演じ、7点差以内の敗戦で与えられる勝ち点1は獲得した。シーズンもまだ始まったばかりで、28日の次節浦安戦もホームで迎える。
指揮官は「この敗戦をしっかり糧にして、次に進んでいきたいと思う」。北村も「選手全員、日本一になることしか見ていないと思う。つまずいてしまったけど、下を見ずに、切り替えて1試合1試合やっていきたい」と続き、顔を上げた。【前田和哉】