右のエースを目指す! ソフトバンク上沢直之投手(31)が21日、福岡市内で開催されたトークショーに参加。約400人のファ…

右のエースを目指す! ソフトバンク上沢直之投手(31)が21日、福岡市内で開催されたトークショーに参加。約400人のファンが集まり、26年シーズンへ気持ちを新たにした。今季は12勝(6敗)をマークし、移籍1年目からチームに貢献。来季は首位攻防戦の重要な局面での先発登板に意欲を示し、負けない投球を誓った。リーグ3連覇、2年連続の日本一へ大黒柱の活躍を見せるつもりだ。

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シックに黒で決めた服装の上沢は、少し驚いた表情を浮かべていた。福岡市内でのトークショーは移籍後初。整理券を求め、早朝4時から並んだファンもいた。老若男女を問わず、人気は一目瞭然だ。登壇すると、集まった約400人から歓声が上がり、立ち見するほどの盛況ぶり。鷹党からの期待も全身で感じ取り、来シーズンへ気持ちを新たにした。

「負けないことが大事だと思う。どこと対戦してもしっかり成績を残せるようにしたい」

今季は12勝6敗、防御率2・74をマーク。先発陣の一角を担ったが、心残りに首位攻防戦など重要な局面で先発が少なかった。終盤まで優勝争いを繰り広げた古巣、日本ハム戦にわずか1試合登板のみ。1試合の平均援護点は5・07。規定投球回に到達した投手での同5点台はセ・パ12球団で唯一だ。事実として各球団のエース級との投げ合いは数えるほどしかなかった。

来季に向け「(首位攻防戦などの)そういう試合でしっかり投げられるようにしたい」。一線級投手とのマッチアップを歓迎する。2年連続で最多勝に輝いた有原の去就は不透明な状況だ。勝ち頭の流出となれば、上沢への期待度はさらに増す。負けない右のエースを目指し、チームを勝利に導くつもりだ。

慢心はない。充実の1年も、来季のローテーション入りは確約されていない。「いいピッチャーも、若い選手もたくさんいるので」。選手層の厚さ、若手らの突き上げを実感する。9日から5泊7日の優勝旅行先のハワイでウエートトレーニングを行うなど、オフのレベルアップに妥協はない。

「とにかく今年の成績を、すべて超えられるように。少しでも変わったところ見せられたらいい」

リーグ3連覇、2年連続の日本一に向け、大黒柱の活躍を思い描いた。【佐藤究】