久保のパフォーマンスが注目を集めた(C)Getty Images レアル・ソシエダの久保建英が現地時間12月20日に行わ…

久保のパフォーマンスが注目を集めた(C)Getty Images
レアル・ソシエダの久保建英が現地時間12月20日に行われた、ラ・リーガ第17節レバンテ戦で今季2得点目をマークした。試合は1-1で引き分け、勝利こそ逃がしたもののリーグ戦での連敗は「3」でストップ。また、開幕戦以来となるゴールを挙げた直後での久保の振る舞いも注目を集めた。
【動画】久保建英の今季2点目は意外なヘディング弾!「謝罪する仕草を見せた」と評されたゴール後の映像も併せて見る
スコアレスのまま迎えた前半終了間際の46分、中盤でボールを奪ったレアル・ソシエダはそのまま攻め上がり、左サイドからゴンサロ・グエデスがゴール前へクロスを放り込むと、これに久保が反応。相手ディフェンスをかわしフリーの状態からジャンプしてボールを頭でとらえ、ゴール反対サイドへと流し込んだ。
貴重な先制ゴールを決めると、久保は敵地スタジアムに訪れた、レアル・ソシエダサポーターが埋めるスタンド席に駆け寄り、両手を合わせるポーズをみせている。“謝罪”のジェスチャーともとれるこの動作の後も、久保はピッチ上で積極的なプレーを披露し、後半アディショナルタイムまでプレーした。
久々にゴールネットを揺らし、4試合ぶりの勝ち点獲得に貢献した久保。不振も囁かれていた背番号14にはこの試合後、現地メディアからの賛辞が送られている。
スポーツサイト『MUNDO DEPORTIVO』はこのゲームでの久保のプレーについて、「今季ここまでで最高のパフォーマンスを見せた。ゴール前から積極的に関与し、得点によってさらに自信を深めた」と高く評価。「ヘディングでうまく仕留め硬直していた試合を打開し、サポーターに向かって謝罪の意を示した」などとゴールシーンを振り返った。
また、スペインメディア『ELDESMARQUE』でも、「タケフサ・クボがこの試合の主役に」と銘打ったトピックを配信しており、その中で、「試合の流れの中で、最初にスポットライトを浴びたのはクボだった」などと綴っている。
さらにトピックでは、ゴール後のジェスチャーにも言及。同メディアは、「クボはシウタ・デ・バレンシアの一角、レアル・ソシエダのサポーターが陣取るコーナーへ近づき、謝罪する仕草を見せた。この動きの意図は明らかとなっていないものの、今季ここまでの自身の不本意なパフォーマンスに対する、個人的な謝罪の可能性が高いとみられている」などと分析している。
シーズン序盤より下位に低迷し、今月には指揮官の交代も発表されたレアル・ソシエダ。ここからの浮上を目指すためにも、日本人アタッカーのさらなる活躍が必須だ。年明けからの公式戦でも、久保のパフォーマンスに大きな注目が集まる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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