森保監督は「来てもらえる中で最も強いチーム」を要望した(C)産経新聞社 12月19日、日本サッカー協会は来年5月31日に…

森保監督は「来てもらえる中で最も強いチーム」を要望した(C)産経新聞社

 12月19日、日本サッカー協会は来年5月31日に日本代表が国立競技場で、国際親善試合を行うことを発表した。6月に開催される北中米ワールドカップ(W杯)に向けた壮行試合として位置づけられ、対戦相手は今後発表となる。

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 すでに、来年3月にはウェンブリーでのイングランド代表戦が決定しており、同遠征ではスコットランド代表との対戦も有力視されている。その2試合の後で行われる形の、今回発表となった大会前での国内最後となるAマッチに向け、森保一監督から協会側に対し、「来てもらえる中で最も強いチーム」を要望したことも報じられた。

 日本はW杯でオランダ、チュニジア、欧州プレーオフ勝者と同組になっている中で、大会メンバーの“最終選考”の場となる可能性もある5月31日、どのようなチームを迎えるのか。今後の協会側からの発表が待たれる中、森保監督のこの試合に向けた“意気込み”が海外メディアでも注目を集めている。

 韓国スポーツサイト『スポーツ朝鮮』が12月21日、日本代表の特集記事を掲載した。新たに決定した、来年5月の親善試合に言及しており、「対戦相手は調整中だが、森保監督は『最も強いチーム』との対戦を求め、欧州の2チーム、もしくはチュニジアを念頭に置いた選定を依頼したという」などと報じている。

 同メディアは、森保監督の意向をフォーカスし、「強豪との対戦が必ずしも日本にとってプラスになるかは不透明だ」などと主張。さらに、メキシコ、米国を相手に1分け1敗に終わった秋の米遠征を振り返り、「日本は9月のAマッチで納得のいく結果を得られず、チームの雰囲気が停滞し、森保監督は謝罪の言葉を口にした」と綴っている。

 その上で、今後決定となる日本の対戦カードについて、「強豪との最終確認も重要だが、グループリーグの相手を想定した戦術をシミュレーションしやすい相手と戦うことも、同様に重要である」との見解を示している。

 W杯が近づくにつれ、日本国内のサッカーファンのみならず海外メディアも森保ジャパンの動向に熱心な視線を注ぐ。来年行われる強化試合も、これまで以上の高い注目度の中で行われることも間違いないだろう。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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