ドイツ2部カールスルーエでプレーする21歳FW福田師王が、待望の移籍後初ゴールを豪快なヘッド弾で決めた。 神村学園高校…

 ドイツ2部カールスルーエでプレーする21歳FW福田師王が、待望の移籍後初ゴールを豪快なヘッド弾で決めた。

 神村学園高校時代に怪物ストライカーとして名を馳せた福田は、Jリーグを経ずに2023年にドイツ1部のボルシアMGに加入。セカンドチームで経験を詰んだ後、2024年1月にトップチーム昇格を果たしてサッカー日本代表DF板倉滉との“共闘”からのブレイクに期待が集まったが、ブンデスリーガでは1シーズン目が5試合出場で無得点、2シーズン目も6試合で1ゴールのみに終わり、今夏からカールスルーエにレンタル移籍した。

 武者修行のシーズン。新天地でも背番号13を背負った福田は、現地12月20日に行われたブンデスリーガ2部の第17節ボーフム戦の後半開始からピッチに立ち、今季リーグ戦9試合目の出場を果たした。そして1−2とビハインドを抱えたまま迎えた後半41分だった。

 左サイドの最新部まで侵入したダヴィド・ヘロルドが左足クロスをゴール前に送った場面。ゴール前にいた福田が、相手DFのマークを腕で払い除けてからタイミング良く飛び込み、高い打点で豪快に頭で合わせる。相手ともつれ合いながらも“魂のヘッド”を繰り出してゴールにねじ込んだ。

■「チームを敗戦から救う貴重なヘディングゴール」

 移籍後初ゴールにして価値ある同点ゴールを決めた福田のもとへ、チームメイトが駆け寄って祝福した。このゴールシーンにSNS上には「福田師王ついにゴールきた!!!」「チームを敗戦から救う貴重なヘディングゴールでした」「かっこいいゴールだねーいいぞ」「魂のヘッド炸裂やん!」「福田師王はガチ」「このまま、覚醒していくのか?」などの声が寄せられた。

 高校時代は押しも押されもしない世代ナンバーワンFWに君臨していた福田だが、海外挑戦後の成長曲線には自身もファンも不満を感じている。だが、まだ21歳。今季の出場リーグ戦9試合、カップ戦1試合、すべて途中出場だが、この日のプレー時間45分は今季最長。この初ゴールからの巻き返しと覚醒が期待される。

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