ぜいたく税で、ドジャースが史上最高額 年俸総額の規定額を超えた球団に対する課徴金(ぜいたく税)で、ドジャースが今季は史上…

ぜいたく税で、ドジャースが史上最高額

 年俸総額の規定額を超えた球団に対する課徴金(ぜいたく税)で、ドジャースが今季は史上最高額1億6937万5768ドル(約267億2100万円)を課せられると、19日(日本時間20日)に複数の米メディアが伝えた。ぜいたく税だけでMLB12球団それぞれの年俸総額を上回る金額となっており、X(旧ツイッター)では「これはクレイジーだ」「そこまで多いとは!!! びっくり!」と驚きの声があがった。

 スター選手を多く揃える“代償”だ。ドジャースには10年総額7億ドル(当時1014億円)の大谷翔平投手のほか、山本由伸投手、ムーキー・ベッツ内野手らメガディールを結ぶ選手が多数在籍。昨年は1億300万ドル(約162億4000万円)で最高額を更新していたが、またも上回った。

 昨オフはブレイク・スネル投手やタナー・スコット投手らを獲得。大谷ら多くの選手が契約金、年俸を後払いにする形をとって年俸額を減らしてはいるものの、1年間に支払う金額は膨れ上がっている。

 今オフも球界屈指のリリーバー、エドウィン・ディアス投手を3年6900万ドル(約106億7600万円)で獲得。まだ外野手という補強ポイントが残っており、資金を投入するとされる。

「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者は、各球団のぜいたく税一覧と、年俸一覧をX(旧ツイッター)に投稿。カージナルス、ロッキーズ、ナショナルズら12球団の総年俸をぜいたく税だけでドジャースは上回っている。

 この投稿にはファンからは「いかに1球団に戦力が集中しているかの証左。独禁法適用せよだな」「異常でしょ」「サラリーキャップが必要だ」「そうやって2連覇するんだよ」「これはクレイジーだ」「払う金額に見合う価値がある」「ドジャースがこういうことしても、私は怒っていないよ。彼らはお金を持っていて、勝ちたいと思っているんだ」「エグいけど、それでワールドシリーズ2連覇してるんだから安いもんよ」「12球団のそれぞれの総年俸よりもドジャースはぜいたく税支払っているだと?」とファンが愕然としていた。(Full-Count編集部)