<フィギュアスケート:全日本選手権>◇20日◇東京・代々木第一体育館◇男子フリーショートプログラム(SP)5位の佐藤駿(…

<フィギュアスケート:全日本選手権>◇20日◇東京・代々木第一体育館◇男子フリー

ショートプログラム(SP)5位の佐藤駿(21=エームサービス/明治大)が重圧を乗り越えた。演技を終えた時点で暫定1位。188・76点の合計276・75点に、ガッツポーズで納得した。

前日19日のSPは得点源の4回転ルッツが3回転になり、出遅れとなる87・99点にとどまった。演技後は「フリーは切り替えて頑張りたい」と冷静に見据えていたが、この日も冒頭に4回転ルッツ挑戦。見事に決めて、出来栄え点(GOE)も3・12点を稼いだ。

その後も4回転-3回転の2連続トーループや、トリプルアクセル(3回転半)からの2連続など成功。最後の3回転ルッツだけステップアウトしたものの、技術点だけで103・24点を積み上げた。

演技後、中継局フジテレビの実況アナウンサーは「オリンピックへ大きく翼を広げました!佐藤駿」と叫び「ついに佐藤駿、なかなか越えられなかった全日本…この景色にたどり着きました」と伝えた。

キス・アンド・クライでは、日下コーチが“恒例”の大喜び。こちらは「大興奮」と紹介していた。