<フィギュアスケート:全日本選手権>◇20日◇東京・代々木第一体育館◇男子フリーショートプログラム(SP)5位の佐藤駿(…

<フィギュアスケート:全日本選手権>◇20日◇東京・代々木第一体育館◇男子フリー

ショートプログラム(SP)5位の佐藤駿(21=エームサービス/明治大)が重圧を乗り越えた。2026年ミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)日本代表の最終選考会を兼ねた大一番で、演技を終えた時点で暫定1位。188・76点の合計276・75点に、両拳のガッツポーズで納得した。その後、表彰台も確定した。

「自分としては100点かなと。最後のルッツも含めて100点かなと思います(笑い)。今季は大きな大会で成功する経験を積んできて、その成果を出せたかなと思います。あまりショートのミスを引きずっていなかった。フリーの方が自信があった。あとは結果を待つだけだなと思います」

前日19日のSPは得点源の4回転ルッツが3回転になり、出遅れとなる87・99点にとどまった。演技後は「フリーは切り替えて頑張りたい」と冷静に見据えていたが、この日も冒頭に4回転ルッツ挑戦。見事に決めて、出来栄え点(GOE)も3・12点を稼いだ。

その後も4回転-3回転の2連続トーループや、トリプルアクセル(3回転半)からの2連続など成功。最後の3回転ルッツだけステップアウトしたものの、技術点だけで103・24点を積み上げていた。