fWAR4.1はチーム4位…フリーマン&ベッツを凌駕 ワールドシリーズ連覇を果たしたドジャースといえば、大谷翔平投手やフ…

fWAR4.1はチーム4位…フリーマン&ベッツを凌駕

 ワールドシリーズ連覇を果たしたドジャースといえば、大谷翔平投手やフレディ・フリーマン内野手、ムーキー・ベッツ内野手など他球団で活躍し、FAやトレードで移籍してきた選手がコアになっている。一方で、今季ブレークしたアンディ・パヘス外野手は数少ない生え抜き選手。そして、大谷らに負けないほどの“価値”をチームにもたらした。

 メジャー2年目の今季は開幕スタメンを飾るも、20試合で打率.159、2本塁打、OPS.544にとどまり、批判の声も聞かれた。しかし、4月下旬から突如覚醒。前半戦を打率.285、17本塁打59打点、OPS.804で折り返した。後半戦はやや失速したが、年間では打率.272、27本塁打85打点。24歳シーズンでシーズン23本塁打、75打点、45長打を記録したのは球団史上8人目の快挙だった。

 守備では凡ミスも多く、11失策は外野手最多を数えた。それでも、守備防御点は外野3ポジションで計+7をマーク。ワールドシリーズ第7戦の9回2死、エンリケ・ヘルナンデス内野手と激突しながらサヨナラを阻止したスーパープレーは記憶に新しい。

 米データサイト「ファングラフス」では、勝利貢献度WARをベースに独自の「評価年俸」を算出している。パヘスの今季fWARは4.1で、投手陣を含めてもチーム全体4位。年俸に換算すると実に3210万ドル(約50億600万円)に相当する。パヘスはメジャー最低年俸に近い77万ドル(約1億2000万円)でプレーしており、実に「41.6倍」の圧倒的コスパ。ベースの年俸が違うとはいえ、“お得度”だけでいえばチームNo.1と言えるレベルだった。(Full-Count編集部)