卓球の「ノジマTリーグ 2025-2026シーズン」が20日、千葉県のバルドラール浦安アリーナで行われ、日本生命レッドエ…
卓球の「ノジマTリーグ 2025-2026シーズン」が20日、千葉県のバルドラール浦安アリーナで行われ、日本生命レッドエルフは京都カグヤライズと対戦。マッチカウント4-0で勝利し、今季16勝目を挙げた。
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■“異色コンビ”に足元をすくわれるも……
前日の日本ペイントマレッツ戦では、ビクトリーマッチの末に2-3で惜敗した日本生命。浦安市でのホーム3連戦の2試合目で、白星を狙って試合に臨んだ。
鍵を握ったのは、第1マッチのダブルス。全日本選手権覇者の笹尾明日香・麻生麗名ペアは、サウスポーの出雲美空とカットマンの大川千尋という“異色コンビ”の球質に対応しきれず、序盤は0-6と苦しい立ち上がりを強いられた。
京都の小林修平監督は「相手は全日本チャンピオンなので、真っ向勝負ではなかなか難しい。そこをずらすことを狙った」と、変則ペア起用の意図を明かした。一方、日本生命の村上恭和総監督は「想定外のペアだった。対策練習もしていなかったので、出足の連続失点は危なかった」と率直に語った。
それでも、経験で勝る笹尾・麻生組は徐々に対応。第2ゲーム以降は球筋を見極めてリズムをつかみ、第3ゲームでは6-7から3連続得点で一気に抜け出し、11-8で逆転勝ち。ゲームカウント2-1で勝利を収め、勢いそのままに第2マッチの早田ひなへとバトンをつないだ。

麻生麗名、笹尾明日香 撮影:SPREAD編集部
続くシングルスでは、早田、チュ・チョンフィ、赤江夏星がそれぞれ勝利を収め、マッチカウント4-0で完勝を収めた。
試合後、笹尾は「第1ゲームで0-6とリードされてしまったけど、そこから何とか巻き返して、チームに勢いをつけることができた。4-0で勝てて良かったです」とコメント。麻生も「第2ゲームをしっかり取り切って、第3ゲームにつなげることができた。最後は粘り強くプレーできて良かった」と振り返り、安堵の表情を見せた。
前日にニッペMに敗れた日本生命は、翌日に控える首位・木下アビエル神奈川との大一番を前に貴重な白星を手にした。全日本王者のダブルスが、チームに勢いをもたらした。
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