「変な感じだった。『なんで?』って」 ドジャースのムーキー・ベッツ内野手は2020年2月にレッドソックスから大型トレード…
「変な感じだった。『なんで?』って」
ドジャースのムーキー・ベッツ内野手は2020年2月にレッドソックスから大型トレードで加入し、移籍後に3度のワールドシリーズ制覇に貢献した。レッドソックスでスター街道を突き進む中での電撃移籍を当事者はどう受け止めていたのか。米配信サービス「KICK」で当時の心境を明らかにしている。
ベッツは2011年ドラフト5巡目(全体172位)でレッドソックス入り。2014年にデビューし、2018年にリーグMVPに輝いてワールドシリーズ制覇に貢献した。2020年1月には年俸調停を避けて1年2700万ドル(当時29億5500万円)で契約合意。その直後にトレード放出となった。
「トレード後に何か感じたことはありますか? トレードを聞いた時はショックでしたか?」。司会者からの問いかけに偽らずに本音を打ち明けている。
「知っていたんだ。彼らは(トレード放出の可能性を)伝えてきたから。でも、変な感じだった。『なんで?』って」
2020年オフにFAとなる予定だった。球団の顔となったものの、次の契約規模が歴史的なものになるのは間違えなかった。ただ、ベッツ自身はずっとボストンにいると思っていたようだ。「それ以外のところは知らなかった。去りたくはなかったけど、ビジネスの側面も理解していたよ」。
ドジャース移籍後はすぐに主軸選手となり、遊撃手に転向した今季も欠かせぬ戦力だった。「うまくいったね」。トレード放出したレッドソックスにとっては、悪い決断だったと言わざるを得ない。(Full-Count編集部)