<フィギュアスケート:全日本選手権>◇20日◇東京・代々木第一体育館◇ペアショートプログラム(SP)愛称「りくりゅう」こ…

<フィギュアスケート:全日本選手権>◇20日◇東京・代々木第一体育館◇ペアショートプログラム(SP)

愛称「りくりゅう」こと、三浦璃来(24)木原龍一(33=木下グループ)組が、演技直前のアクシデントを乗り越え、84・91点で首位スタートを切った。

演技前の6分間練習で三浦が左肩を押さえるしぐさを見せ、場内へのあいさつでも左手を挙げることはできない様子だった。

それでも、5日のグランプリ(GP)ファイナルを制した力で、貫禄を示した。

2位には「ゆなすみ」こと長岡柚奈(20)森口澄士(23)組(木下アカデミー)。3位は結成1季目の「あゆルカ」こと籠谷歩未(25)本田ルーカス剛史(23)組(木下アカデミー)となった。

フリーは21日午後3時15分開始。

成績は以下の通り。

<1>三浦璃来、木原龍一(木下グループ)組 84・91点

<2>長岡柚奈、森口澄士(木下アカデミー)組 72・91点

<3>籠谷歩未、本田ルーカス剛史(木下アカデミー)組 48・33点

◆五輪への道 男女シングルの出場枠は各3。今大会の優勝者が最優先で代表入り。2人目は2、3位、GPファイナルの日本勢上位2人、全日本終了時で国際スケート連盟公認のシーズン最高得点上位3人から選出。3人目は、世界ランキングや日本連盟独自の国際大会ポイント上位3人などを選考対象に加える。ペアの出場枠は2で、五輪出場の条件である基準のスコアをクリアしているのは三浦、木原組と長岡、森口組のみ。アイスダンスは団体のみの出場で、基準のスコアに達しているのは吉田、森田組だけとなっている。