最終入札69件…300万ドル(約4億6700万円)で落札 天文学的な価格になった。ドジャース・大谷翔平投手の世界で1枚だ…

最終入札69件…300万ドル(約4億6700万円)で落札

 天文学的な価格になった。ドジャース・大谷翔平投手の世界で1枚だけのサイン入りカードが18日(日本時間19日)、米オークションサイト「Fanatics Collect」で300万ドル(約4億6700万円)で落札された。大谷のカード史上最高額を大きく更新し、米メディアも一斉速報。ファンも「OMG」「What!?(何だって)」と愕然としている。

 光り輝くアイテムだ。今回出品されたのは「2025 Topps Chrome MVP Award Gold MLB Logoman Shohei Ohtani PATCH AUTO 1/1」。MVP、サイ・ヤング賞、新人王を前年に受賞した選手だけが着用できる“ゴールド・ロゴマン”の実物が封入されたカードで、4月29日(同30日)のマーリンズ戦で使用されたものが引き当てられた。大谷はこの試合で今季7号を放っている。

 出品直後から値段は上昇していき、7日(同8日)の午前8時の段階で100万ドル(約1億5500万円)の大台を突破。入札延長開始時間は18日(同19日)の午前11時だったが、その後も延長。最後まで入札が続き、最終的に69の入札を経て300万ドルで落札された。大谷のカードでは過去最高記録を2.8倍更新する高値の取引となった。

 300万ドルという衝撃的な値段に米メディアも驚きを持って伝え、米トレーディング会社「トップス」などは「Breaking News(速報)」として報道した。米ファンも即座に反応し、「こんなにお金を持ってるのは一体……」「クレイジーだよ」「だからカード収集はやめられないんだ」「信じられないよ」「1枚のカードによって誰かの人生が変わるなんて」「Waaaaah oh」とどよめきが広がった。

 ちなみに米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」によると、今回のカードを引き当てたのはミネアポリス郊外に住むアンダーソン家。父親と2人の子どもがカード収集にのめり込んでおり、まさに僥倖が舞い込んできた。子どもたちの学費などに充てるために出品を決意。凄まじい“収益”を手にすることになった。(Full-Count編集部)