船橋競馬場での引退式を終えたカジノフォンテンが20日午前。北海道新ひだか町のレックススタッドに到着した。 登別市の登…

 船橋競馬場での引退式を終えたカジノフォンテンが20日午前。北海道新ひだか町のレックススタッドに到着した。

 登別市の登別上水牧場による生産馬で、父カジノドライヴ、母ジーナフォンテン(その父ベストタイアップ)という血統。父カジノドライヴは日本調教馬として初めて米国のダート重賞(08年ピーターパンS)を制した実力馬で、母ジーナフォンテンはかつて山形県に存在していた上山競馬場でデビューし、南関東のてエンプレス杯などダートグレード競走で2勝を記録した活躍牝馬。

 2歳10月に船橋競馬場でデビューしたカジノフォンテンは、4歳6月の京成盃グランドマイラーズで重賞初勝利。500kgを超える恵まれた馬体から繰り出されるパワフルな先行力を武器に、5歳1月の川崎記念ではオメガパフューム以下を抑えてダートグレード競走で初勝利を記録。この年は、かしわ記念も早め先頭から押し切ってNARグランプリダートグレード競走特別賞にも輝いている。

 通算成績は45戦13勝2着5回3着2回(JRA1戦含む)。12月10日の船橋記念5着がラストランとなった。

 種付け料は受胎確認後支払い30万円、出生条件50万円と設定された。