モレッタは日本球界でプレーすることを熱望していたという(C)Getty Images 阪神は12月19日、新助っ人として…

モレッタは日本球界でプレーすることを熱望していたという(C)Getty Images

 阪神は12月19日、新助っ人として、前パイレーツ右腕のダウリ・モレッタを獲得したと発表した。
 
 メジャー通算112試合、主にリリーフとして登板を重ねてきた。持ち味は何といっても大きく曲がるスライダー。

【動画】脅威の逆方向スライダー!新助っ人モレッタの魔球をチェック

 150キロ超えのフォーシームに加え、変則に曲がるスライダーを武器に2023年シーズンは58イニングで76奪三振を奪ったとあって、新たな「ミスターK」として勝ちパターンの中継ぎとして活躍が期待される。

 24年3月にトミー・ジョン手術を受け、今年8月にメジャー復帰。18登板ながら、16.2回で19奪三振、奪三振率10.26と高い数字を残している。 

 モレッタは球団を通じて「私に日本でプレーする機会を与えてくれたタイガースに感謝します。日本でプレーすることは、私の長年の夢であったので今回実現できたことに大変興奮しています。熱狂的なタイガースファンの前でプレーするのを楽しみにしています。チームの連覇に少しでも貢献できるように精一杯頑張ります。アリガトウ!!」とコメントを寄せている。

 また球団としても勝ちパターンの右投手の充実は補強ポイントの一つとなっていたことで、着々と悲願のリーグ連覇に向け、穴を埋めている。
 
 何といっても通常とは異なる、利き手とは逆方向に曲がるスライダーが“魔球”ともいわれることで実際の映像を見たファンの間からは「何だ、このえげつないスライダーは!」「急に伸びてくる感じ」「救援、ビンズバやな」と、着々と課題を補填する球団の姿勢にも驚愕の声が上がっている。

 チームのブルペンといえば、守護神の岩崎優を中心に剛腕、石井大智、左腕の及川雅貴など他球団垂涎の鉄壁の布陣を揃える。新たに加わった剛腕が来シーズンどんな色を加えていくのか。注目を集めていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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