静岡産大から18年育成ドラフト1位で広島入りした大盛穂(みのる)外野手(29=飛龍高出)はプロ7年目の今季、キャリアハイ…

静岡産大から18年育成ドラフト1位で広島入りした大盛穂(みのる)外野手(29=飛龍高出)はプロ7年目の今季、キャリアハイとなる102試合に出場した。このほど、結果報告のために訪れた母校で取材対応。1年を通して1軍でプレーし続けた充実のシーズンを振り返り、レギュラー奪取を目指す来季への思いなどを語った。

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今季、自己最多となる102試合に出場した大盛。43安打、11打点、3本塁打、打率2割6分5厘の成績を残した。2年ぶりに訪問した母校で、堀川知広学長(75)や恩師の萩原輝久監督(61)に結果を報告する表情は明るかった。

大盛 今年は100試合出場を目標にしていた。ギリギリでしたけど、達成できたことは良かった。暗い顔ではなく、前向きな顔で来られて良かった。

代走や守備固めの切り札として首脳陣の信頼を勝ち取り、ブレークの足掛かりをつかんだプロ7年目。来季は、レギュラー獲得を目標に掲げる。

大盛 全部スタメンというのは難しいかもしれないけど、143試合出場を目指したい。フルでチームに関わっていきたい。

3枠の定位置を争う外野は実績十分の秋山、野間、ファビアン、末包、中村奨、そして今秋のドラフト1位で入団する平川らライバルがひしめく。

大盛 全員に負けないという気持ちを常々持って、今も練習している。今年がこうだったから、来季もこうという保証もない。一からのスタートだと思って取り組んでいきたい。

来年1月6日からは徳之島(鹿児島)でソフトバンク近藤やオリックス西川らと合同自主トレに入る。参加は3年連続で、今年も球界を代表する左打者から学びを得る。

大盛 今季も長打が増えたり、今まで打てなかったような球が打てるようになった。技術だけなく、考え方や試合の入り方など勉強になることが多い。

これまで自身で行ってきたピラティスも今オフから本格的に導入。さらなるパフォーマンス向上を見据えて体と向き合う。

大盛 ウエートで外の部分を鍛えても内の部分を使えないと、下半身から上半身への連動にもつながらない。中を整えてから外ということを今、取り組んでいる。(現時点でも)昔よりも可動域が広がって「深くトップをつくろう」と考えなくても無意識に体が動いてくれるところがある。しっかり段階を踏みながら継続してやっていきたい。

育成からはい上がってきた背番号「59」。来年8月には、1つの節目となる30歳を迎える。

大盛 甘えてばかりではいけない。自分が先頭に立つぐらいの気持ちで取り組みたいと思う。

自覚と決意を胸に、新シーズンに向けて準備を進めていく。【前田和哉】