フランクフルトのインスタグラム(@eintrachtfrankfurt)よりブンデスリーガ(ドイツ1部)のフランクフルト…

フランクフルトのインスタグラム(@eintrachtfrankfurt)より

ブンデスリーガ(ドイツ1部)のフランクフルトは19日、2026年1月1日付で、ロアッソ熊本FW神代慶人(18)が完全移籍で加入することを発表した。クラブによると、加入直後は長谷部誠氏がコーチを務めるU-21チームでプレーする予定だ。

熊本市出身の神代は、2007年10月25日生まれの現在18歳。ジュニア年代から熊本のアカデミーに所属し、16歳でトップチームとプロ契約を締結した。今季はJ2リーグ21試合に出場して8得点を記録。チームはJ3に降格したものの、J2優秀選手賞に選出されるなど、世代屈指のストライカーとして高い評価を受けている。

フランクフルトには日本代表の10番MF堂安律が在籍。18日にはDF小杉啓太も、2026年1月1日からの契約で加入することが発表されていた。クラブのティモ・ハーディングSDは、神代について「若くして既にトップチームでの経験を積んでいる、非常に才能のあるストライカーだ」と印象を語る。

その上で、「ヨーロッパ、そしてブンデスリーガへの移籍は彼にとって大きな一歩。だからこそ、まずは彼を徐々にチームに馴染ませ、適応させることに注力していく」と育成方針を示した。

キャリア初となる欧州挑戦。神代は10歳から過ごした熊本への思いを込めて、「今回の移籍はとても難しい決断でしたが、自分の夢を達成するために移籍という決断をしました。これからはアカデミー選手の目標となれるように世界で闘ってきます。8年間ありがとうございました」と感謝と意気込みを伝えている。

文:SPORTS BULL(スポーツブル)編集部