日本サッカー協会(JFA)は19日、都内で日本代表などの26年の年間スケジュールを発表した。来年6月開幕のW杯北中米大会…
日本サッカー協会(JFA)は19日、都内で日本代表などの26年の年間スケジュールを発表した。来年6月開幕のW杯北中米大会に向けて、5月31日に東京・国立で壮行試合を実施する。森保一監督(57)は同試合後にW杯メンバーを確定することを示唆。18年ロシア大会のように、登録枠より多く招集し、直前の強化試合で見極めてから人数を絞り、本大会に臨む可能性が出てきた。
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最強の日本代表を作るために、最終局面までサバイバルが待ち受けているかもしれない。1次リーグ初戦(来年6月14日)に向けた5月31日の壮行試合に臨むメンバーについて森保監督は「基本的にはW杯のメンバーでチームを編成して5月31日の試合に挑みたい」と基本姿勢を提示した。
その上で「チーム状況であったり、その時の感覚的なものも踏まえて、そこで最終的にメンバーを試合のあとに決めるかも分からないし、そこは幅を持たせて考えていきたい」と柔軟に構えていく。
森保監督がコーチを務めた18年ロシア大会はまさにそのパターン。大枠の27人を選出してからテストマッチを行い、翌日に23人に絞った。当時は主に若手が外れる形で大きなサプライズはなかったが、選手層の厚さが増している今回は誰が選外になっても大きな話題を呼びそうだ。
指揮官は「全員がフィットしている状態ではないかもしれないので」とその意図を説明した。欧州組はシーズン終了直後でコンディションは不透明。最後まで競争を促しつつ、調子の良さを見極める必要があるかもしれない。「日本の盛り上がりの活力になれるようW杯に臨みたい」と大舞台を見据えた。【佐藤成】