英メディアは井上の答えを「意外なものだった」と評した(C)Getty Images 現地時間12月16日、英メディア『t…

英メディアは井上の答えを「意外なものだった」と評した(C)Getty Images

 現地時間12月16日、英メディア『talkSPORT』のジョージ・グリンスキー記者は、ボクシング世界4団体統一スーパーバンタム級王者・井上尚弥(大橋)へのインタビュー記事を掲載。「キャリアで最もタフだった対戦相手は?」という質問に対する興味深い回答を紹介した。

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 プロデビューから無敗街道を突き進む井上。今回のインタビューで「最もタフな対戦相手」を聞かれると、9月14日に名古屋のIGアリーナで行われたWBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)との同級4団体統一タイトルマッチ12回戦を挙げ、次のように振り返っている。

「自信を持って挑んだ試合で倒しきれなかったというのはムロジョンだと思うので、タフだったなと思います」

 この一戦で井上は、12ラウンドをフルに戦い抜き、19年11月のノニト・ドネア(フィリピン)戦以来、5年10か月ぶりの判定勝ち。ジョー・ルイス、フロイド・メイウェザー(ともに米国)と並ぶ史上最多タイの世界戦26連勝を飾るとともに、プロ戦績を31戦全勝(27KO)にまで伸ばした。

 記事内でグリンスキー記者は、壮絶な死闘として語り継がれているドネアとの第1戦や13年8月の田口良一戦、16年5月のダビド・カルモナ(メキシコ)戦を引き合いに出した上で、「将来的に最初の投票で殿堂入りする人物の答えは、意外なものだった」と記述。予想とは異なる回答だったようだ。

 12月27日には、サウジアラビアでWBC世界同級2位アラン・ピカソ(メキシコ)との防衛戦に臨む井上だが、果たしてどんなパフォーマンスを見せてくれるだろうか。次戦も目が離せない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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