大相撲の東前頭5枚目義ノ富士(24=伊勢ケ浜)が、飛躍を遂げた2025年を「80点」と総括した。19日、神奈川・小田原市…
大相撲の東前頭5枚目義ノ富士(24=伊勢ケ浜)が、飛躍を遂げた2025年を「80点」と総括した。19日、神奈川・小田原市で行われた冬巡業に参加。朝稽古の申し合いでは関脇王鵬、前頭翔猿を力強く寄り切るなど、精力的に汗を流した。
日大で学生横綱などのタイトルを引っ提げ、昨年5月の夏場所で、幕下最下位格付け出しで初土俵。今年は西幕下3枚目で臨んだ初場所後に関取昇進を決め、十両は連続優勝の2場所で通過し、幕内でも優勝争いに加わるなど、計3つの三賞を受賞と大暴れした。
そんな1年の自己採点を求められると「80点。90点つけてもいいかなとも思うけど。あとは、幕内優勝と三役に昇進できていれば」と、笑顔で振り返った。新入幕の名古屋場所で、千秋楽まで優勝の可能性を残していただけに、100点満点の基準も引き上げられたようだ。
昨年大みそかは、インフルエンザにかかり、同じ伊勢ケ浜部屋の幕下松井とともに、ホテルで隔離生活を送っていたという。大所帯の部屋だけに、部屋中にインフルエンザが蔓延しないための措置だったが、新年のカウントダウンをテレビで見て過ごした。そんな始まりの1年だったが「金星も三賞も取って。その時は、想像もしていなかった」と、また笑った。そんな1年を漢字1字で表すと「跳」だという。「番付も跳ね上がった」と、説明した。
本名の「草野」から改名して最初の本場所となった、地元熊本県にほど近い福岡県での11月の九州場所は、横綱大の里を破って金星、優勝した新大関安青錦を破るなどして9勝6敗で、技能賞に輝いた。次の初場所(来年1月11日初日、東京・両国国技館)は、新三役目前まで自己最高位を更新することが確実。「大事な場所になる」と、気持ちを引き締めていた。