プロボクシグ元東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック・ウエルター級統一王者佐々木尽(24)の弟革(20=ともに八王子中屋…

プロボクシグ元東洋太平洋、WBOアジア・パシフィック・ウエルター級統一王者佐々木尽(24)の弟革(20=ともに八王子中屋)が「兄超え」を目指す。

20日、東京・後楽園ホールで全日本新人王決勝が開催され、ミドル級決勝で東軍代表として、西軍代表のテイラー海(22=本田フィットネスダ)と対戦する。19日には東京・文京区の日本ボクシングコミッションで前日計量に臨み、71・7キロでパスしたテイラーに対し、72・5キロのリミットで1発クリアした。

兄尽は東日本新人王ライト級決勝を棄権し、全日本新人王はつかめなかった。佐々木は「取れば、多少は良い顔できるかな。一時的ですが『兄超え』になるので」と笑顔。11月3日の東日本新人王同級決勝では4回TKO勝ちで敢闘賞に輝いただけに「今回はMVP(最優秀選手賞)を狙っている。みせるボクシングをしたい」と意気込みを示した。

常々、兄尽から「狙ってKOしろ」と言われているという。佐々木は「KOを狙っていきたい。それは自分次第。偶然ではなく。狙ってKOしないといけないと思っている」と自らに言い聞かせるように気持ちを鼓舞していた。