フィギュアスケート全日本選手権が今日19日、東京・代々木第一体育館で開幕した。20日から始まるペアはサブリンクの東京辰巳…

フィギュアスケート全日本選手権が今日19日、東京・代々木第一体育館で開幕した。20日から始まるペアはサブリンクの東京辰巳アイスアリーナで公式練習が行われ、18日の練習で負傷した「ゆなすみ」こと長岡柚奈(ゆな、20)森口澄士(すみただ、23)組(木下アカデミー)が参加した。

前日の練習でスロージャンプの着氷時に右膝を強打した長岡は、笑顔でリンクイン。フリーの曲をかけた通し練習では森口の頭上で長岡が3回転するトリプルツイストや、2人横並びでの3回転ループ-ダブルアクセル-ダブルアクセルの3連続ジャンプを降りた。長岡は時おり右膝を気にする様子もあったが、森口に投げられながら跳ぶスロー3回転ジャンプも着氷した。

キャシー・リード・コーチは「大丈夫! 笑顔が戻りました」とにっこり。技の構成難度の変更についても「変えない。(通常の構成で)滑ります」と説明した。

長岡、森口組は今季が結成3季目。9月のミラノ・コルティナオリンピック(五輪)最終予選で日本史上初の複数組派遣を実現させ、グランプリ(GP)シリーズは2戦連続4位と健闘した。今大会を滑り切れば、初の五輪代表入りが決まる。

今月上旬のグランプリ(GP)ファイナルで2度目の優勝を果たした「りくりゅう」こと三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)、結成1季目の「あゆルカ」こと籠谷歩未、本田ルーカス剛史組(木下アカデミー)も調整した。