阪神の遊撃争いがにわかに注目を浴びている。阪神は16日に新外国人キャム・ディベイニー内野手(28=前パイレーツ)の獲得を…

阪神の遊撃争いがにわかに注目を浴びている。

阪神は16日に新外国人キャム・ディベイニー内野手(28=前パイレーツ)の獲得を発表。今季メジャー15試合に出場、三塁を守っていたが、マイナーでの本職は遊撃手。阪神でも遊撃からスタートするとみられている。

今季、遊撃で先発したのは4人。開幕は木浪聖也(31)でスタート。4月途中で小幡竜平(25)中心に切り替わり、最多73試合にスタメン出場した。木浪は2位の41試合だった。

昨年までほぼスーパーサブ専任だった熊谷敬宥(30)も積極起用され、自己最多27試合に先発。若手の高寺望夢(23)も2試合でスタメンに名を連ねた。

ディベイニーは内野をすべて守れて、外野もこなせるという。キャンプで適性を見ることになるが、既存のメンバーがポジションを死守できるか、それとも助っ人が座るのか。

遊撃レギュラーで活躍した外国人は全体を見わたしても希少。近年の代表例は広島アンディ・シーツ。1年目の03年から136試合に出場。主に4番打者として2年間で計48本塁打、160打点と攻守で結果を出した。05年から3年間は阪神でプレーし、名手の一塁手として優勝に貢献した。