巨人から戦力外通告を受け、今季限りでの現役引退を表明した今村信貴(C)産経新聞社 巨人から戦力外通告を受けていた左腕の今…

巨人から戦力外通告を受け、今季限りでの現役引退を表明した今村信貴(C)産経新聞社

 巨人から戦力外通告を受けていた左腕の今村信貴が12月19日までに、新たに開設した自身のインスタグラムを更新。現役引退を表明した。

 今村は4枚の写真を投稿。巨人のユニホーム姿だけでなく、高校や少年野球時代とみられるカットも収められている。文面では「この度14年間の現役を終える事に致しました」と報告した。

【写真】巨人ドラ2入団から14年…現役引退を表明した今村信貴の実際の投稿

 太成学院大高(大阪)から2011年ドラフト2位で巨人に入団。2年目の13年にドラフト制後、球団左腕最年少の19歳6か月でプロ初勝利を挙げた。18年には自己最多の6勝。本格的にリリーフに転向した22年は55登板で21ホールドとフル回転した。

 今季はファームで41登板、防御率1.91と好投を続けながら、1軍登板なしに終わった。現役続行を目指していたが、NPBの球団からオファーがなく、ユニホームを脱ぐことを決めた。

 今村は「長いようで短かったプロ野球生活、沢山の人に支えられてこんな自分でも巨人軍で14年野球を続けられる事ができました」と感慨を込め「これまで色々な方にアドバイスを頂き、培ってきた物を今後は未来の野球選手の為に少しでも力になれるよう努力したいと思います」と誓った。

 18日に参加した高梨雄平らとのトークイベント中に、インスタグラムを新たに開設。初投稿では、ハッシュタグ「感謝」と添えた。「どんな時も沢山ご声援頂いた皆様本当にありがとうございました」と結んだ今村。今後はジャイアンツアカデミーのコーチとして、野球に携わるとみられる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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