元サッカー日本代表の槙野智章さん(38)が9日、尽誠学園高校(香川県善通寺市)を訪問し、サッカー部員41人が約2時間の…

 元サッカー日本代表の槙野智章さん(38)が9日、尽誠学園高校(香川県善通寺市)を訪問し、サッカー部員41人が約2時間の指導を受けた。

 次世代の選手の育成を目的とした、アディダスジャパン主催のイベント。事前に何も知らされていなかった部員らは、槙野さんの登場に「うおー」と歓声を上げた。槙野さんはボールを運ぶ練習で「素晴らしい」「イエス」などと声を掛けた。また「なんでだと思う?」と問いかける場面も。ポジションの取り方や、パスのしかたなどを指導した。

 主将で2年生の福田尚央さんは、槙野さんから「練習の合間と、練習中のコミュニケーションがあまりに少ない」という指摘を受け「みんなあの話を聞いて、これからすごく意識してくれると思う」と話した。

 槙野さんは「『自分はできない』って(選択できる道を)閉ざしてしまうと前進できない。たくさんチャレンジしてエラー(失敗)して、自分の課題に向き合えるこの時間を大事にしてもらいたい」と話した。(斉藤夏音)